水産物の輸出入
ホタテ
ホタテの全国の漁獲高は約50万トンです。産地別では北海道が約40万トン、青森が約8万トン、宮城、岩手が残り2万トンとなっております。昨今の海水温上昇などの影響により北海道以外の産地では平成25年の漁獲が減りました。北海道の一部エリアを除き、養殖物のシェアが圧倒しております。
養殖も耳吊り養殖(垂下式)、カゴ養殖、地撒き養殖に分けられます。産卵時期に稚貝を採取し、生育後それぞれの方法で養殖されます。水域の特性、養殖後の用途などにより養殖方法が変わります。耳吊り養殖物はロープで貝を繋ぎ止め海水に沈め育成させる方法ですが、この場合は貝殻表面に不純物が多く付き、主に加工用原料となります。カゴ養殖は稚貝を養殖用ネット製カゴに入れ海中で養殖する方法です。貝殻表面の不純物の付着が少なく、活貝出荷用となります。地撒きは稚貝を海に放し、海底で養殖する方法です。主に北海道オホーツク、根室海峡エリアで行われている方法です。
- 商品
- 活ホタテ
- 産地
- 青森
- 仕向地
- 韓国
- 規格
- キロ当たり7-9/10-12枚
- 商品
- 冷凍ホタテ(両貝)
- 産地
- 北海道
- 仕向地
- 中国、韓国
- 規格
- 各種
- 商品
- 塩蔵なまこ
- 産地
- 青森、北海道
- 仕向地
- 中国、韓国
- 規格
- 各種
東京湾産ホンビノス貝
アメリカ原産の貝ですが、1998年以降東京湾各地で生息が確認されており、原産地である北米から船舶のバラスト水に混ざり運ばれ、東京湾に定着したものと考えられております。
アメリカではクラウチャウダーなどの食用で多く用いられており、日本でもハマグリの似た形状、味から各地卸売場へ出荷されるようになりました。繁殖力が強き2005年度までは一定の漁獲がありましたが、以降年々漁獲量は減少しております。各地にある焼き蛤の代用品として用いられることが多いみたいです。
- 商品
- 活ホンビノス貝
- 産地
- 千葉、東京
- 仕向地
- 韓国
- 規格
- 100−200g/粒